「飲む点滴」と呼ばれ、美容や健康にいいと話題の甘酒。
体にいいことは分かっているし、実際に買ったこともある。
でも――
冷蔵庫の奥に、飲みきれず残っていませんか?
・嫌いじゃない
・むしろ体には良さそう
・でも、なぜか続かない
そんな経験、実はかなり多いんです。
私自身も「甘酒いいよね」と思いながら、何度も挫折してきました。
今回は、甘酒が続かない本当の理由と、無理なく習慣にできた考え方・飲み方を、実体験+情報整理を交えてまとめます。
甘酒が「続かない」と感じる人が多い理由
まず知っておきたいのは、
甘酒が続かないのは「意志が弱いから」ではないということ。
実は、多くの人が同じところでつまずいています。
よくある理由① 味が合わなかった
甘酒は「甘い」「独特」「重たい」と感じる人も多い飲み物です。
特に、
市販品の甘さが強すぎた
後味が気になる
毎日飲むには濃い
と感じる人は少なくありません。
よくある理由② 一度にたくさん飲みすぎている
「体にいいなら、たくさん飲んだほうがいいよね」と思いがちですが、
これが続かない最大の原因。
甘酒は意外と腹持ちがよく、糖質も多め。
・食前に飲んで食事が入らない
・食後だと苦しい
・間食にすると重たい
結果、「今日はいいや…」となってしまいます。
よくある理由③ 飲むタイミングが合っていない
甘酒は、飲む時間帯によって感じ方や役割が変わる飲み物です。
目的とタイミングがズレていると、
「効果がよくわからない → 飽きる」
につながりやすくなります。
実は、甘酒は“ちょっとずつ”でよかった
意外と知られていませんが、甘酒の適量はそれほど多くありません。
甘酒の目安量
1回:50〜120ml(おちょこ1杯〜小さめコップ1杯)
1日:200ml程度まで
「マグカップ1杯」は、実は飲みすぎゾーン。
少量でも栄養はしっかり摂れるので、
“たくさん飲まなきゃ意味がない”と思わなくて大丈夫です。
「ちょっとだけ」を習慣にしたほうが、結果的に続きます。
甘酒を飲むベストなタイミングは目的別に違う
甘酒は「いつ飲むか」で役割が変わります。
朝|代謝アップ・冷え対策・ダイエット目的
朝は体温が低く、代謝もまだ上がりきっていません。
朝に少量の甘酒を飲むことで、エネルギー補給と代謝サポートが期待できます。
✔ 朝食代わり
✔ 朝食と一緒
どちらでもOK。
夕方(16〜18時)|美肌・腸内環境ケア
腸は夜に向けて活発に動く準備をします。
この時間帯に甘酒を摂ると、
腸内環境サポート → 翌朝スッキリ、という流れが作りやすいです。
美容目的の人には、この時間帯が人気。
夜|疲労回復・リラックス目的
夜に少量飲むと、ブドウ糖やビタミンB群が神経の緊張をゆるめ、
ほっと一息つくサポートになります。
※ただし飲みすぎると胃が重くなるので少量が◎
甘酒が向いている人・向いていない人
甘酒が向いている人
腸内環境を整えたい
美容・肌ケアを意識している
食生活が乱れがち
冷えやすい
間食を減らしたい
甘酒が合いにくい人
糖質制限を厳密にしている
甘い味が苦手
血糖値の変動に注意が必要
一度にたくさん飲みたいタイプ
合わない場合は、量を減らすか、薄める・割る工夫をすると続きやすくなります。
甘酒が続かない人におすすめの工夫
① 少量を小分けにする
最初から「今日はおちょこ1杯だけ」と決める。
② 温めすぎない
電子レンジは低温・短時間で。
高温にすると風味も酵素も損なわれやすくなります。
③ 割って飲む
水
豆乳
牛乳
炭酸
などで割ると、飲みやすさが大幅アップします。
④ 「毎日飲まなきゃ」と思わない
週2〜3回でも十分。
続けることの方が大事です。
それでも甘酒が続かない人へ
正直に言うと、
甘酒が体に合わない人もいます。
無理に続ける必要はありません。
最近は、同じ発酵食品でも
・麹水
・ヨーグルト
・ぬか漬け
など、選択肢はたくさんあります。
「体にいい=我慢するもの」ではなく、
「心地よく続けられるもの」を選ぶのがいちばんです。
まとめ|甘酒が続かないのは、あなたのせいじゃない
甘酒が続かない理由は、
味が合わない
量が多すぎる
タイミングが合っていない
この3つがほとんど。
少量・目的別・無理しない。
この3つを意識するだけで、甘酒はぐっと身近になります。
「毎日飲めなくてもOK」
「ちょっと飲めば十分」
そんな気持ちで、あなたのペースで取り入れてみてくださいね!


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