美肌や腸活、免疫サポートなど、うれしい効果が期待できる発酵食品「甘酒」。
アラフォー世代の心強い味方として、日常に取り入れている方も増えていますよね。
でも実際のところ、
- 開封後はどれくらいもつの?
- 冷蔵?冷凍?どっちが正解?
- 常温保存はできる?
- 手作り甘酒は危なくない?
と、保存方法に迷う方はとても多いです。
甘酒は体にやさしい反面、とても傷みやすい食品。
保存方法を間違えると、風味が落ちるだけでなく安全面にも影響します。
この記事では、
甘酒の正しい保存方法・日持ちの目安・冷凍のコツ・注意点をまとめて解説します。
安心して、最後までおいしく楽しむための参考にしてください。
発酵食品「甘酒」の効果とは?

甘酒には大きく分けて2種類あります。
- 米麹甘酒(ノンアルコール)
- 酒粕甘酒(微量のアルコールを含む)
この記事では、家庭で作られることの多い「米麹甘酒」を中心に解説します。
米麹甘酒は、米麹の酵素の働きによって自然な甘みが生まれる発酵食品で、「飲む点滴」と呼ばれるほど栄養が豊富です。
甘酒に含まれる主な栄養と期待される働き
- ビタミンB群:代謝サポート・疲労回復
- 必須アミノ酸:肌や筋肉の材料
- ブドウ糖:すばやいエネルギー補給
- オリゴ糖:腸内環境を整える
- 食物繊維様成分:便通サポート
これらが組み合わさり、美容・腸活・体調管理を支えてくれます。
甘酒の保存方法【冷蔵保存】

甘酒は非常に傷みやすいため、保存方法がとても重要です。
基本ルール
- 未開封:冷暗所または冷蔵庫
- 開封後:必ず冷蔵保存
とくに手作り甘酒は雑菌が入りやすいため、密閉容器での保存が必須です。
保存容器のポイント
- フタ付きのガラス瓶
- 熱湯消毒してから使用
- 清潔なスプーンを使う
このひと手間で、劣化リスクが大きく下がります。
甘酒の賞味期限|冷蔵保存の目安
冷蔵保存の目安
- 開封後:約7日以内
- 状態がよければ7〜10日程度まで飲める場合もあります
ただしこれはあくまで目安。
保存状態や温度によって前後します。
こんな変化があったら飲まないで
- 明らかに酸っぱいにおい
- 舌がピリピリする
- 泡が出る
- 変色している
発酵が進みすぎると、味や安全性が損なわれます。
常温保存はできる?
基本的に、開封後の常温保存はNGです。
未開封の市販甘酒のみ、
「直射日光を避けた冷暗所保存可」と記載されている場合があります。
ただし一度開けたら必ず冷蔵庫へ。
特に夏場は数時間でも傷む可能性があるため注意してください。
甘酒をおいしく飲める目安は7〜10日
甘酒がどれくらい日持ちするかは、加熱殺菌(火入れ)されているか・されていないかという甘酒の保存状況で異なります。甘酒は発酵食品という特性上、空気に触れるたび、空気中の乳酸菌などの影響で酸味が出やすくなるのです。
手作りの甘酒の場合は加熱殺菌しない場合があるため、夏場は1週間より早く飲み切った方が良いでしょう。市販の加熱殺菌されている甘酒でも、約10日を過ぎたら舌が痺れるほどの酸味など、味に不快な変化がないかを確かめてから飲むことをおすすめします。
甘酒を長く保存したいなら「冷凍」が便利
「1週間で飲みきれない…」
そんな場合におすすめなのが冷凍保存です。
冷凍保存のメリット
- 約1〜2か月保存可能
- 風味が落ちにくい
- 小分けできて便利
酵素は冷凍中“休眠状態”になり、解凍後も働くとされています。
甘酒の冷凍方法
- 清潔な容器に小分けする
- 製氷皿やフリーザーバッグを使用
- 空気をできるだけ抜く
- 冷凍庫へ
※糖分が多いため完全には凍りません。
冷凍した甘酒の解凍方法(重要)
おすすめは 冷蔵庫での自然解凍。
電子レンジを使う場合は、以下に注意してください。
- 一気に加熱しない
- 低温・短時間で様子を見る
- 70℃以上にしない
麹菌は高温で働きを失ってしまうため、温めすぎはNGです。
甘酒保存でよくある質問(Q&A)
Q. 甘酒は毎日飲んでも大丈夫?
基本的にはOKですが、糖分が多いため飲みすぎには注意しましょう。
1日100〜200ml程度が目安です。
Q. ダイエット中でも飲める?
少量なら問題ありません。
ただし、甘酒は「飲む点滴」と言われるほど糖質が多いため、量とタイミングが大切です。
Q. 手作りと市販、どちらが日持ちする?
一般的に
市販(加熱殺菌済)>手作り
の順で日持ちします。
甘酒を上手に保存して、無理なく続けよう

甘酒はとても栄養価が高い反面、保存を間違えると風味も安全性も落ちやすい食品です。
✔ 冷蔵保存は1週間目安
✔ 長期保存は冷凍
✔ 清潔な容器を使う
✔ 異変があれば無理に飲まない
このポイントを押さえれば、安心して甘酒生活を続けられます。
「体にいいと分かっていても続かない」
そんな方こそ、正しい保存方法を知ることが第一歩。
無理せず、自分のペースで甘酒習慣を楽しんでくださいね。
甘酒生活が続かないという方は、ぜひ関連記事も参考にしてみてください!


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