「甘酒」はどうやって保存したらいい?鮮度を保つベストな保存法

美肌、整腸作用、免疫力など、さまざまな健康効果が認められている「甘酒」。近年、発酵食品に注目が集まっており、そのうちの一つが甘酒です。

開封後は早めに飲むことがおすすめされていますが、実際、どのくらい持つのでしょうか。また、適切な甘酒の保存方法は?と迷われたことはありませんか?

実は、甘酒は冷蔵でも冷凍でも保存が可能です。この記事では、甘酒の効果や保存のコツをご紹介します。正しい保存方法を知って、甘酒をもっと楽んでいただけたら嬉しいです!

目次

発酵食品「甘酒」の効果

甘酒には、主に米麹から作る麹甘酒と、酒粕から作るものと2種類あります。この記事では、麹甘酒についてご紹介してます。麹甘酒は米麹を利用した食品です。米麹が発酵することで豊富な栄養素だけではなく旨み成分もたっぷり含まれています。ビタミン、ミネラルが豊富で私たちのカラダを動かすのに必要な9種類の必須アミノ酸が含まれていることから「飲む点滴」と言われています。栄養たっぷりな甘酒は、美と健康を支える手軽なアイテムとして取り入れることができます。

米麹で作られた麹甘酒にはアルコールは含まれていません。酒粕甘酒は、お酒を作ったときの酒粕を使った甘酒なので、アルコールを含んでいます。ノンアルコールの麹甘酒は、車の移動などを気にせずにすむうえ、子どもから大人まで安心して飲むことができます。ただし、取りすぎには注意してくださいね。甘酒は栄養価が高いのですが糖分も高く体重増加の原因になってしまいます。

甘酒の効果1)酵素の働きで消化・吸収がスムーズに

米麹が出す酵素の働きで、甘酒に含まれるデンプンはブドウ糖に分解された状態になっています。そのため吸収されやすく、効率よくエネルギーを補給することができます。また麹には一緒に取った食べ物の消化吸収も助ける働きもあるので、胃腸への負担を軽減する効果も期待できます。

甘酒の効果2)血行を良くし美肌を促す

甘酒に含まれるビタミンB群はエネルギー代謝を助け、免疫力を高める効果や皮膚の代謝を助けてくれ、美肌効果が期待できます。

甘酒の効果3)腸内環境を改善し免疫力をUP

甘酒には食物繊維に似た働きをするレジスタントプロテインという成分が含まれています。また、善玉菌のエサになるオリゴ糖も含まれているため、腸内環境を改善する働きがあります。腸の粘膜には多くの免疫細胞が集中しており、甘酒などの発酵食を取ることで腸内環境が改善し、やがて免疫力をUPすることが期待できます。

甘酒の保存方法〜冷蔵〜

栄養満点な甘酒ですが、保存方法を間違えると痛んでしまったり、十分な効果が得られなくなってしまったりします。

特に、手作りの甘酒を安全に冷蔵保存するときは、菌の侵入を防ぐため密閉容器に入れてください。雑菌が繁殖しないようあらかじめ容器はしっかりと洗浄し、熱湯で殺菌しておく必要があります。そのためふた付の瓶を使用するのがおすすめです。

甘酒を冷蔵保存する場合、米麹甘酒か酒粕甘酒によってだけでなく、火入れするかしないかによっても保存方法が変わります。それぞれに合った適切な方法で安全に保存しましょう。

甘酒の賞味期限は、冷蔵庫で1週間

甘酒の消費期限は、開封してから冷蔵庫での保存でおよそ1週間といわれています。ここでは、甘酒の消費期限が1週間である理由と1週間で飲み切れない場合の保存方法を紹介します。

未開封は冷暗所、開封したら冷蔵庫で保存が基本

市販の甘酒は、未開封の状態であれば冷暗所に保管するのがベスト。開封したものは、全て冷蔵庫にて保管しましょう。

冷蔵保存の場合は、開封後は1週間以内に飲むのがおすすめです。ただし、飲み切れないと思う場合には、開封したらすぐ冷凍することで味の変化を防ぐことができます。

甘酒をおいしく飲める目安は7〜10日

甘酒がどれくらい日持ちするかは、加熱殺菌(火入れ)されているか・されていないかという甘酒の保存状況で異なります。甘酒は発酵食品という特性上、空気に触れるたび、空気中の乳酸菌などの影響で酸味が出やすくなるのです。

手作りの甘酒の場合は加熱殺菌しない場合があるため、夏場は1週間より早く飲み切った方が良いでしょう。市販の加熱殺菌されている甘酒でも、約10日を過ぎたら舌が痺れるほどの酸味など、味に不快な変化がないかを確かめてから飲むことをおすすめします。

甘酒の保存方法〜冷凍〜

甘酒を火入れすると保存期間が長くなる一方で、酵素の働きは減ってしまいます。酵素の働きを損なわず長く保存したい場合は、冷凍保存がおすすめ。2か月ほど保存が可能です。冷凍している間は酵素が眠っている状態になり、解凍すると酵素の働きは戻ります。

冷凍保存する場合は、製氷皿を使用して甘酒を小分けにしておくとよいでしょう。凍らせたものをジッパー付き保存袋に詰めて冷凍しておけば、飲みたいぶんだけ解凍して飲むことができますよ。

冷凍した甘酒の解凍方法

冷凍した甘酒を解凍する際は、冷蔵庫に入れて自然解凍しましょう。電子レンジで解凍するのはおすすめできません。

麹菌は70度以上の高温になると死滅してしまいます。電子レンジは、温めムラもあるので部分的に高温になることも。温かくして飲みたいときは、冷凍の状態から直接電子レンジで温めるのではなく、冷蔵庫で一度解凍したものを飲む直前に電子レンジで温めます。このとき高温になりすぎないよう注意しましょう。鍋などで温める際も、同じく温度に気をつけるようにしてください。

甘酒を冷蔵庫・冷凍庫に保存するときの注意点

冷蔵庫で保存した場合は、約1か月以内に飲みきるのが目安。甘酒を冷凍庫保存するときは、タッパーやガラス瓶などの殺菌しやすいものがおすすめです。

ジッパー付きの保存袋なら、使い回しではなく、新しい物を使用するようにしましょう。甘酒は糖度が高く、冷凍しても完全には固まりません。飲みたい分だけ割って使えるので、ジッパー保存が便利ですよ!

ここで注意してほしいのは、甘酒は冷凍すると長期間保存できますが、冷凍している間でも水分が出て乾燥し、風味が損なわれていくことです。冷凍やけしないように、冷凍庫の開け閉めを頻繁にしすぎないことや、保存期間内であってもできるだけ早めに飲み切るよう努めてください。

甘酒を長くおいしく味わいましょう!

甘酒の保存は、冷蔵・冷凍ともに簡単にできる方法なので、長く甘酒を楽しむためにもぜひ試してみてくださいね。

甘酒の栄養が取りたいのに、なぜか続かないという方は、ぜひ関連記事も参考に、甘酒ライフを楽しんでいただけたらと思います。

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